正解は本やネットではなく自生地の木に聞く
こんにちは。人にも環境にも優しい【雑木の緑に包まれる 気持ちイイ自然な庭】つくる、ガーデンハーモニーの箕輪直明です。
庭で使う木が自生する様子を観察すると、いろいろな気づきがありますよ!という話。
実際に自生地(森の中など)を歩いて、自分の目で観察すると、庭に関する一般的な知識(お店でプロから聞く話・書籍やインターネットの記載など)が、必ずしも正解なわけではなく、「人間側の既成概念・先入観・流通上の都合・設計や施工上の都合などによって、書き換えられてきた情報なのだ」ということを実感します。
やっぱり、自分の目で見ること、感じることが大切です。
木(植物)は工業製品ではなく生きものです
庭というのは、ある意味 特殊な空間で、「自然な庭」といったところで 自然なわけではないんですよね。
でも、その度が過ぎて、人間側の「こう見せる」「こういう見た目にする」「こういうガーデンデザインで使う」といった、人間が自然を改変できるかのような傲慢(好き勝手)が強くなると、生き物である木(植物)を苦しめることになります。
典型的な例としては
◇山採りの木を単なる “見た目だけのデザイン” に落とし込んで、カンカン照りの日向に植える。
◇植物どうしが栄養を取り合わないように、間隔をとって植えましょう。
・・・そういった類の失敗・既成概念ですね。
そういう状態に陥らないように、ある木(植物)が自生地で育つ様子を、自ら歩いて観察して・実感して、自ら答えを導き出すことが とても大切だと思っています。
特に、雑木を使った植栽の場合は、自ら自然の中で得た「生きた情報」が生命線です。ですから、森歩きは重要な ”お勉強時間” でもあります。楽しい~!!
先日は森の中でシャラの木を発見して
森を歩いていると
森の地面に落ちている、咲き終わった白い花
シャラ(ナツツバキ)の花ですね。
落とし主(木)はどこかな?
少し歩いたところで発見!
こんな環境で、こんなふうに生きているんだね(^^)
庭づくりは自然と人工の間にあるオモシロイ仕事
ある木(植物)が、どんな環境で、どんな生き方をしているのか?・・・観察する。森(自生地)を歩く時間は、その貴重なチャンスなのです。
その情報を、そのまま 首都圏の小さな庭に写し取ることは難しいので、植栽前・植栽時・植栽後の入念な下準備(土の中からの環境改善)やケアが必要です。
山採りの木なのか? 平地の畑で育てられた木なのか?によっても、話は変わるでしょう。
現場の違いや人の違いによる個性が、庭のオモシロイところではありますが、いずれにしても、見た目だけのデザインに 工業製品のように当てはめることはせず、得た情報(その植物の生き方)を大切にしたいな~と思っています。
植生の差異は、自然環境の差異ですから。
↑ この投稿はここまで ↑
私が「環境に配慮した庭」をつくる理由
日本はもちろん、世界中のどこであっても、気候変動による異常気象(猛暑や豪雨など)が猛威をふるい、日々どこかで甚大な災害が起きています。お子さんやお孫さんの世代から
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あなた達 大人は、なぜ、知っていながら
何もせず、こんな荒れ果てた地球を残したのですか?
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と、問い責められた時
あなたは何と答えますか?
私たち大人は、彼らに何を残すのか?
その問いに対する私の答えが「環境に配慮した庭」です。
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1,小手先の地球温暖化対策ではなく、緑量を増やすことに真正面から取り組みます。
2,地表面を固めて 見える部分だけを飾る「見た目の庭」ではなく、見えない土の中から環境改善し、地下深くから地上部まで水と空気がスムーズに動く庭をつくります。
3,その結果、雑木を使った自然な植栽が健康に育ち、人間にとっても過ごしやすい心地よい空間になり、周囲や地球規模の環境に負担をかけない(例:都市型水害を起こさない、ヒートアイランド現象を抑制する、など)・・・そんな、人にも環境にも優しい庭をつくります。
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異常気象による災害は人災です。
ですから、庭と環境を専門にしてきた私は、自分がつくる庭でその問題に取り組みます。
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