緑地の「土の中の環境と地上の空気の流れ」を感じる "おすすめコース"  神社の存在も太鼓判!

2023-05-18

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浅間山公園に寄り道

こんにちは。
人にも環境にも優しい【雑木の緑に包まれる 気持ちイイ自然な庭】つくる、ガーデンハーモニーの箕輪直明です。

次の目的地まで25分も余裕があったので、母校の近くを寄り道できました。
 
約30年前の在学時は、「4限が終わったら浅間山ね」「15分後に中山の頂上ね」みたいに、農学部環境資源学科(当時)の学生が通っていた浅間山公園。(私は店の仕事があったので、ほとんど行ってませんが😅)


久々に行ったら 当時と全く見方が違っていて、いろんな発見がありました。雑木の庭づくりへの ”気づき” もイッパイでした。

今回さらっと歩いただけですが、「土の中の環境と地上の空気の流れ」を感じる "おすすめコース" を考えました。

おすすめコース(現地案内図より)


「空気の流れを感じる」と言われても、いまいち「?」な方は、ぜひ この順番で歩いてみて下さい。

少し蒸し暑いくらいの季節のほうが、実感として分かりやすいと思います。

①②③の範囲

前記の図①②③の範囲、林に入るとすぐ、樹液が発酵する香りにむせ返るようで、「樹液生態系の生きものが活動を始める季節だな~」と実感します。
 
幹に傷をつけられ樹液を出す・・・ということは「その木が更新サイクルに入り始めている」と言えるかもしれませんね。


この範囲では、林冠(森林の最上部)を覆うはずの高木が先端から衰退している箇所が多数あり、本来は 林床(高木の下)に育つ木が、林冠を形成していました。
 
「枝の先端の状態=根の先端の状態(その周りの環境)」と考えれば、土の中の環境を想像できます。

②の地点に近づくと、蚊や羽虫がまとわりついてきます。

元々、この地点が谷地だったことに加え、周囲の都市化等で「土の中の水や空気の流れが止められているんだな~」と想像できます。土の中で水や空気の流れが止まれば、地上の空気は淀みますので、蚊や羽虫が集まりやすくなるでしょう。

ハイライトは ④の区間

コースのハイライトは ④の区間✨

④の区間に入った瞬間、「空気が動いている」ことを実感できます。
爽やかな空気の流れ(風)が頬をさらさら撫で、「気持ちイイ」もう感動ものです✨✨✨
 
その理由は、写真向かって左(北側)の崖。 
ここから水や空気が抜けている(水や空気が出入りしている)ことが、一目瞭然です。

神社の存在も太鼓判

「空気の淀みがなく 気持ちイイ場所=地中で水が動いている場所」という証拠を、昔の人も示してくれています。
 
前記の案内板④のコース脇(崖の下)に、「おみたらし神社」とありますよね。
 
「みたらし」ということは、「この崖から湧いた(浸み出た)水で、何かを清めていた」という意味です。
分かりやすいですね。

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水が湧く場所(湧水地)

 =土の粒子の間を水が動いている

 =それに連動して空気も動く

 =環境が良ければ(舗装や擁壁など 地表面や斜面の押し固めがなければ)地中深くと地上部はつながているので、地上部の空気も動く
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という仕組みです。

神社の立地で、この地の自然環境(土の中の水や空気の動き)が分かります。

身近な都市部の森が大切に残されますように

ミズキの大らかな枝ぶり

ウツギの花

ウグイスカグラの実

身近な都市部の森は、気軽に自然観察したり季節を感じたり・・・楽しめますね。

大切に残してもらいたいです。
明治神宮外苑の森のように、東京都が大手不動産ブローカーに売り渡さないことを願っています。

近視眼的な科学にならないように

林内には母校の研究室(何らかのグループ?)による、ナラ枯れ病調査のポスターを見ましたが、①②③の範囲と④の範囲で、ナラ枯れ発生の違いを調べてみてはいかがでしょうか。
 
植物の体の半分は、土の中にあるのです。
 
「ラファエレア菌を媒介するカシノナガキクイムシが・・・」と近視眼的に見るだけでは発見できないことが、あるかもしれませんよ😉


↑ この投稿はここまで ↑


私が「環境に配慮した庭」をつくる理由

日本はもちろん、世界中のどこであっても、気候変動による異常気象(猛暑や豪雨など)が猛威をふるい、日々どこかで甚大な災害が起きています。

お子さんやお孫さんの世代から
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あなた達 大人は、なぜ、知っていながら
何もせず、こんな荒れ果てた地球を残したのですか?
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と、問い責められた時
あなたは何と答えますか?

私たち大人は、彼らに何を残すのか?
その問いに対する私の答えが「環境に配慮した庭」です。

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1,小手先の地球温暖化対策ではなく、緑量を増やすことに真正面から取り組みます。

2,地表面を固めて 見える部分だけを飾る「見た目の庭」ではなく、見えない土の中から環境改善し、地下深くから地上部まで水と空気がスムーズに動く庭をつくります。

3,その結果、雑木を使った自然な植栽が健康に育ち、人間にとっても過ごしやすい心地よい空間になり、周囲や地球規模の環境に負担をかけない(例:都市型水害を起こさない、ヒートアイランド現象を抑制する、など)・・・そんな、人にも環境にも優しい庭をつくります。
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異常気象による災害は人災です。
ですから、庭と環境を専門にしてきた私は、自分がつくる庭でその問題に取り組みます。

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環境再生医·上級 / 雑木を使った自然植栽と国産の天然木材で「緑に包まれる環境に配慮した庭」をつくる、ガーデンハーモニー株式会社の箕輪直明です。雑木の自然な植栽が健康に育つ庭は、人間にとっても過ごしやすく心地よい庭であり、環境への負担が小さい・・・優しく穏やかな庭になります。見えない土の中の環境から改善し、水と空気がスムーズに動く気持ちイイ庭をつくります。

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