浅間山公園に寄り道
こんにちは。人にも環境にも優しい【雑木の緑に包まれる 気持ちイイ自然な庭】つくる、ガーデンハーモニーの箕輪直明です。
次の目的地まで25分も余裕があったので、母校の近くを寄り道できました。
約30年前の在学時は、「4限が終わったら浅間山ね」「15分後に中山の頂上ね」みたいに、農学部環境資源学科(当時)の学生が通っていた浅間山公園。(私は店の仕事があったので、ほとんど行ってませんが😅)
久々に行ったら 当時と全く見方が違っていて、いろんな発見がありました。雑木の庭づくりへの ”気づき” もイッパイでした。
今回さらっと歩いただけですが、「土の中の環境と地上の空気の流れ」を感じる "おすすめコース" を考えました。
おすすめコース(現地案内図より)
「空気の流れを感じる」と言われても、いまいち「?」な方は、ぜひ この順番で歩いてみて下さい。
少し蒸し暑いくらいの季節のほうが、実感として分かりやすいと思います。
①②③の範囲
前記の図①②③の範囲、林に入るとすぐ、樹液が発酵する香りにむせ返るようで、「樹液生態系の生きものが活動を始める季節だな~」と実感します。幹に傷をつけられ樹液を出す・・・ということは「その木が更新サイクルに入り始めている」と言えるかもしれませんね。
この範囲では、林冠(森林の最上部)を覆うはずの高木が先端から衰退している箇所が多数あり、本来は 林床(高木の下)に育つ木が、林冠を形成していました。
「枝の先端の状態=根の先端の状態(その周りの環境)」と考えれば、土の中の環境を想像できます。
②の地点に近づくと、蚊や羽虫がまとわりついてきます。
元々、この地点が谷地だったことに加え、周囲の都市化等で「土の中の水や空気の流れが止められているんだな~」と想像できます。土の中で水や空気の流れが止まれば、地上の空気は淀みますので、蚊や羽虫が集まりやすくなるでしょう。
ハイライトは ④の区間
コースのハイライトは ④の区間✨
④の区間に入った瞬間、「空気が動いている」ことを実感できます。
爽やかな空気の流れ(風)が頬をさらさら撫で、「気持ちイイ」もう感動ものです✨✨✨
その理由は、写真向かって左(北側)の崖。
ここから水や空気が抜けている(水や空気が出入りしている)ことが、一目瞭然です。
神社の存在も太鼓判
「空気の淀みがなく 気持ちイイ場所=地中で水が動いている場所」という証拠を、昔の人も示してくれています。
前記の案内板④のコース脇(崖の下)に、「おみたらし神社」とありますよね。
「みたらし」ということは、「この崖から湧いた(浸み出た)水で、何かを清めていた」という意味です。
分かりやすいですね。
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水が湧く場所(湧水地)
=土の粒子の間を水が動いている
=それに連動して空気も動く
=環境が良ければ(舗装や擁壁など 地表面や斜面の押し固めがなければ)地中深くと地上部はつながているので、地上部の空気も動く
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という仕組みです。
神社の立地で、この地の自然環境(土の中の水や空気の動き)が分かります。
身近な都市部の森が大切に残されますように
ミズキの大らかな枝ぶり
ウツギの花
ウグイスカグラの実
大切に残してもらいたいです。
明治神宮外苑の森のように、東京都が大手不動産ブローカーに売り渡さないことを願っています。
↑ この投稿はここまで ↑
お子さんやお孫さんの世代から
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あなた達 大人は、なぜ、知っていながら
何もせず、こんな荒れ果てた地球を残したのですか?
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と、問い責められた時
あなたは何と答えますか?
私たち大人は、彼らに何を残すのか?
その問いに対する私の答えが「環境に配慮した庭」です。
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1,小手先の地球温暖化対策ではなく、緑量を増やすことに真正面から取り組みます。
2,地表面を固めて 見える部分だけを飾る「見た目の庭」ではなく、見えない土の中から環境改善し、地下深くから地上部まで水と空気がスムーズに動く庭をつくります。
3,その結果、雑木を使った自然な植栽が健康に育ち、人間にとっても過ごしやすい心地よい空間になり、周囲や地球規模の環境に負担をかけない(例:都市型水害を起こさない、ヒートアイランド現象を抑制する、など)・・・そんな、人にも環境にも優しい庭をつくります。
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異常気象による災害は人災です。
ですから、庭と環境を専門にしてきた私は、自分がつくる庭でその問題に取り組みます。
ガーデンハーモニーのホームページ
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明治神宮外苑の森のように、東京都が大手不動産ブローカーに売り渡さないことを願っています。
近視眼的な科学にならないように
林内には母校の研究室(何らかのグループ?)による、ナラ枯れ病調査のポスターを見ましたが、①②③の範囲と④の範囲で、ナラ枯れ発生の違いを調べてみてはいかがでしょうか。
植物の体の半分は、土の中にあるのです。
「ラファエレア菌を媒介するカシノナガキクイムシが・・・」と近視眼的に見るだけでは発見できないことが、あるかもしれませんよ😉
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私が「環境に配慮した庭」をつくる理由
日本はもちろん、世界中のどこであっても、気候変動による異常気象(猛暑や豪雨など)が猛威をふるい、日々どこかで甚大な災害が起きています。お子さんやお孫さんの世代から
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あなた達 大人は、なぜ、知っていながら
何もせず、こんな荒れ果てた地球を残したのですか?
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と、問い責められた時
あなたは何と答えますか?
私たち大人は、彼らに何を残すのか?
その問いに対する私の答えが「環境に配慮した庭」です。
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1,小手先の地球温暖化対策ではなく、緑量を増やすことに真正面から取り組みます。
2,地表面を固めて 見える部分だけを飾る「見た目の庭」ではなく、見えない土の中から環境改善し、地下深くから地上部まで水と空気がスムーズに動く庭をつくります。
3,その結果、雑木を使った自然な植栽が健康に育ち、人間にとっても過ごしやすい心地よい空間になり、周囲や地球規模の環境に負担をかけない(例:都市型水害を起こさない、ヒートアイランド現象を抑制する、など)・・・そんな、人にも環境にも優しい庭をつくります。
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異常気象による災害は人災です。
ですから、庭と環境を専門にしてきた私は、自分がつくる庭でその問題に取り組みます。
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