1ヶ月後のお手入れで訪問
こんにちは。人にも環境にも優しい【雑木の緑に包まれる 気持ちイイ自然な庭】つくる、ガーデンハーモニーの箕輪直明です。
猛暑のダメージが心配で、まだ約1ヶ月しか経過していませんが、お手入れで訪問しました。
この現場は、植栽作業が終わった直後から 過去に例のない連日の猛暑に襲われ、木々も宿根草も疲れきった様子で...本当に心が痛い現場。
昨日も最高気温37℃予報で、自分自身も少々の熱中症は覚悟で現場入りしたのですが・・・
庭に入ると気持ちイイのです!
暑いけど、暑くない。
暑いけど、爽やか。
その理由や、今後の楽しみを投稿します。
上からの写真
その前に、今日は上からの写真
ウッドデッキの中2階からの写真。
植栽直後に 木の葉がいくぶん落ちて少なくなるのはやむを得ないのですが、現状はそれを考慮しても、「本来あるべき姿」の6割くらいですね。かなり猛暑のダメージを受けています。
植物思いのお客さん(完全な初心者さんです)が日々 こちらのアドバイス通りに水やり等を実践して下さっているお陰で、重症患者の木々もぎりぎり生きている・・・そんなところ。
水と空気が流れる庭は気持ちイイ!
それでも気持ちイイ理由・・・ですね。
この庭には、庭の土の中を貫くように(=人間の背骨のようなイメージかな)、地中深くを水や空気の通り道が走っています。そして、その「水と空気の大通り」から、それぞれの木々の周りに、水と空気の道は分岐していきます。
すると、どんなことが起きるか?
一言で書けば「土が呼吸する」のです。
降った雨水・水やりの水が地中に さ~っと浸透していき、地中深くに保水されます。
反対に、地中の水分が蒸発していくときは、今度は地中深くから地上へ さ~っと水分が移動し、蒸発していきます。
そのように 土と土の粒子の間を水が動くと、それに連動して 空気も動きます。
本来は、地中深くと地上部はつながっています。
コンクリート舗装やタイル・レンガ張り等で土の表面を固めず、適切な土の環境改善を行えば、それを取り戻すことができます。
空気の流れがある限りは、べた~っとまとわりつくような暑さにはなりません。
言葉で表現するのは難しいのですが、「暑いけど、気持ちイイ」のです。
お客さんからのメールに いつも「庭が気持ちイイ」と書かれていたのですが、それを実感できました(^^)
途中 電話があって外(道路上)に出たら、5分もしないのに頭がくらくらして、べた~っと気分の悪い感覚になるのに、庭に戻ってくると、なんか違う・・・不思議です。
【注】
「水と空気の通り道」とはいっても、塩ビやコンクリートの管が入っているとか・・そういうことではありません。そういった、最終的にはゴミになるような資材は使いません。
ただし、建物・舗装された駐車場・道路・擁壁など、 人間がつくる構造物の影響をもろに受ける場所では、土の環境はさらに重症になりますので、その場合はまた対策が変わってきます。
木々の葉がいきいき茂ってくる頃には
前半に、「猛暑のダメージで、本来あるべき緑量の6割くらい」と書きましたが、それを考えると、今後がさらに楽しみですね。丁寧にケアしてあげながら、木々が猛暑を乗り切り、再び葉が茂り始めた頃には・・・
今の「気持ちよさ」にプラスして さらに、元気な葉っぱの表面での蒸散(主に葉の裏から水蒸気が放出される現象)等、植物自身の活動による「環境づくり」が加わります。
葉が茂ってくれば、日陰も増えるでしょう。
道路や建物からの照り返しも遮るでしょう。
程よい空中湿度が穏やかに保たれ、もっと気持ちイイ庭になっていきます。
木のドアからのぞいた庭の様子。
元気のない木々が復活し、もっと生気あふれる緑の葉が茂るよう、ケアを続けましょう!
温暖化に負けない!
定点観察の動画
猛暑のダメージが痛々しい庭も、定点観察の記録として残しましょう。
あとは、病害虫に対する日々のケア、新たな水やりの方法など・・・ご説明して終了しました。
私が「環境に配慮した庭」をつくる理由
日本はもちろん、世界中のどこであっても、気候変動による異常気象(猛暑や豪雨など)が猛威をふるい、日々どこかで甚大な災害が起きています。お子さんやお孫さんの世代から
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あなた達 大人は、なぜ、知っていながら
何もせず、こんな荒れ果てた地球を残したのですか?
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と、問い責められた時
あなたは何と答えますか?
私たち大人は、彼らに何を残すのか?
その問いに対する私の答えが「環境に配慮した庭」です。
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1,小手先の地球温暖化対策ではなく、緑量を増やすことに真正面から取り組みます。
2,地表面を固めて 見える部分だけを飾る「見た目の庭」ではなく、見えない土の中から環境改善し、地下深くから地上部まで水と空気がスムーズに動く庭をつくります。
3,その結果、雑木を使った自然な植栽が健康に育ち、人間にとっても過ごしやすい心地よい空間になり、周囲や地球規模の環境に負担をかけない(例:都市型水害を起こさない、ヒートアイランド現象を抑制する、など)・・・そんな、人にも環境にも優しい庭をつくります。
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異常気象による災害は人災です。
ですから、庭と環境を専門にしてきた私は、自分がつくる庭でその問題に取り組みます。
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