力強い巨岩の森に感じたこと
こんにちは。人にも環境にも優しい【雑木の緑に包まれる 気持ちイイ自然な庭】つくる、ガーデンハーモニーの箕輪直明です。
前回投稿の通り災害ボランティアを終えて、再び山口県内の宿泊地に戻り、最終日は山口県東部の森を歩きました。庭の世界で「雑木」と呼ばれる木々が その地域で自生する様子を観察しながら・・・花崗岩の巨岩がごろごろ転がる風景に感じたことを書いています。
水の音を聞きながら😴
これを撮った後、岩の上でうとうと・・・お昼寝してしまいました。
山口県の森でも お昼寝。贅沢な時間をありがとうございました。
花崗岩の巨岩がある森の風景
やや丸みを帯び ドンッと力強い巨岩・・・花崗岩がある森の風景。
花崗岩のある森の風景・・・その意味は
花崗岩(かこうがん)は、深成岩(マグマが地下深くで冷やされて出来た岩石)です。地下深くで出来たはずの花崗岩が 地上で見られるということは・・・
プレートどうしがぶつかって、地殻(地球の表面)が盛り上がったり、ぐにゃっと曲がったりしてきた・・・という歴史がある、ということですね(今も進行形)。
だから、花崗岩のある森の風景というのは、「火山国・地震国」という条件と、「温暖湿潤な気候で豊かな森が出来る」という条件、その両方がないと見られない、とっても日本らしい風景といえるのかもしれません。
見てきた風景が庭づくり観に
でも自分の場合、なんか落ち着かない(慣れない)風景なのです(← あくまで個人的な感覚)。
埼玉県の東部は、べた~っと一面の平地ですし、近場で森に入っても 花崗岩地帯ではありません。この辺からよく行く 日光·那須·塩原にかけて見る岩(凝灰岩など)は、もっと柔らかく、ざらざら・じゃりじゃりの質感です。
力強い花崗岩の巨岩は、筑波山の周辺まで行かなくては見ることができません。荒々しいくらいの巨岩といえば 秩父の石灰岩地帯ですが、それも同じ埼玉県とはいっても遠いのです。
このように、私が住む埼玉県東部では パワフルな巨岩を見ることが少ないのです。だからなのか、パワフルな巨岩のある風景は なんか落ち着かない😅
言葉でうまく表現できないけど・・・
こういった風景を見てきた経験というのは、自然観・庭づくり観にも影響するんだろうな~
だからなのか、自分の庭づくりで「大きな石をドンっと配置しよう」と考えたことが、今までにないのです。そこまで力強い大きな石が庭にあることに、やや違和感があるのです。
山口県東部で森と岩を見ながら、そんな思いが頭の中をぐるぐる(^^)
庭づくりも国産・地産地消が理想
参考までに、例えば皆さんの地域に
墓石メインの石材・マサ土(山砂)に関する企業が集積していれば、花崗岩地帯です。
「墓石=御影石」は花崗岩のことですし、マサ土(山砂)は花崗岩が風化したものです。
セメントや石灰の企業が集積していれば、石灰岩地帯です。
埼玉県なら秩父地域、今回歩いた山口県なら西部地域が それに当てはまります。
産業は自然条件(自然の恵み)抜きには成り立たないですし、これを無視して 他所からハンティングを始めると、環境負荷が大きくなります。
この原則は、環境問題においても 庭づくりにおいても、とても大切です✨
見かけだけで「きれい!かっこいい!かわいい!」と評判になっては、遠い海外から輸入した建材を使ったり、日本の環境に適さない海外の植物を使ったり・・・どんどん環境への負担が高まります。農産物など食品ばかりでなく、庭の世界でも 国産・地産地消は大切です。
ゴミを拾いながら駐車場に
森を満喫した後は、ゴミを拾いながら駐車場に戻りました。
靴下
マスク
マスク
バスタオル
ペットボトル
ごみ袋もなく、素手なのに・・・大漁でした😅
私が「環境に配慮した庭」をつくる理由
日本はもちろん、世界中のどこであっても、気候変動による異常気象(猛暑や豪雨など)が猛威をふるい、日々どこかで甚大な災害が起きています。お子さんやお孫さんの世代から
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あなた達 大人は、なぜ、知っていながら
何もせず、こんな荒れ果てた地球を残したのですか?
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と、問い責められた時
あなたは何と答えますか?
私たち大人は、彼らに何を残すのか?
その問いに対する私の答えが「環境に配慮した庭」です。
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1,小手先の地球温暖化対策ではなく、緑量を増やすことに真正面から取り組みます。
2,地表面を固めて 見える部分だけを飾る「見た目の庭」ではなく、見えない土の中から環境改善し、地下深くから地上部まで水と空気がスムーズに動く庭をつくります。
3,その結果、雑木を使った自然な植栽が健康に育ち、人間にとっても過ごしやすい心地よい空間になり、周囲や地球規模の環境に負担をかけない(例:都市型水害を起こさない、ヒートアイランド現象を抑制する、など)・・・そんな、人にも環境にも優しい庭をつくります。
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異常気象による災害は人災です。
ですから、庭と環境を専門にしてきた私は、自分がつくる庭でその問題に取り組みます。
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