心地よい室内も庭しだい?
こんにちは。天然木と自然な植栽で『家族で環境について話せる庭』をつくる ガーデンハーモニーの箕輪直明です。住宅地に多い、土間コンクリートをくり貫いた植栽スペース。地中の空気や水分が滞っているはずですので、健康に木を育てるには厳しい場所です。でも、やり方しだいしだいでは、心地よい風が室内に吹き込み、猛暑でも時間帯によってはエアコンをつけずに過ごせるような・・・そんなキッカケをつくる庭になれるかもしれません。
大切なのは土の中の環境
植栽の準備まで終わりました。
ビフォー:植物を知らない業者さんが造ってしまいがちな植栽用スペース。
混み合った住宅地の中で、土間コンクリートに囲まれた場所。固く転圧された圧密状態の土に囲まれ、地中では 空気と水が滞っています。大きめの植物を健康に育てるには、手術が必要になります。
そこで 私が目をつけたのが、お向かいにある児童公園。
「これならイケる!」と読んで、今回は小手術でいってみました。
地中の環境が良ければ地上の環境も良い
「これならイケる!」と読んだ理由は、公園に入ったら とても心地よかったこと✨
明らかに、空気が動いている! 地上部でこれだけ空気が動いている(=心地よい)なら、地中の空気も水分も動いているはず!···と読みました。
住宅地内の児童公園はべたっと平坦なことが多く、地中の空気や水分が停滞しやすいのですが、ここにはそれを補うものがありました。公園にサクラの木があると 近くの木が伐採される···という悲しい事例が多いものですが、この公園は違いました。
サクラと他の樹種が、2列植栽になっています。
マテバジイやケヤキやシラカシ等が、サクラのかなり近くで育っています。お互い相乗効果で 地中の空気や水分がよく動いているのでしょう。サクラの状態も、狭い児童公園のわりには悪くなかったです。
こんな公園はイイですね(^^)
濃い木陰ができて、日向とのコントラストがはっきりしています。
私たちが前の現場いた間も、お子さん連れのママさんが何組も訪れ、皆さん30分くらいは滞在していました。猛暑の中でも30分ということは、心地よい場所だということでしょう。
地味ながら心地よい公園です。
地中の空気と水を動かす・つなげる
地中の空気や水分が滞らないように、手術中。
特殊な資材は使いません。使うのは 自然由来の資材だけ。
お向かいの児童公園の木々の根が 地中で動かす空気や水の通り道と、この植栽スペースの地下環境をドッキングさせる・・・ということです。
この辺(埼玉県南東部)の住宅地の土の性質は、ザックリ以下のようなこんな感じ(誤差あり)です。
◇上層(深さ200ミリまで)
宅地造成時の客土しだい
◇中層(深さ200~600ミリ)
固い圧密状態でグライ化(酸素不足)。
分類上は粘土ではないですが、皆さんが よく「粘土みたい」と表現する土です。
◇下層(深さ600ミリ~)
周囲に大きな木があったり、舗装面が少ない場所だと、ここまで掘っていくと、空気や水の通りがわずかに感じられ、掘りやすくなります。
来週から猛暑のようですので、植栽の時期は 入ってくる植物のご機嫌しだいですね😉🌳
冷房ONは庭と近所しだい
地下も地上も、公園と周りの住宅地も···全てがつながっている。
それが自然や環境の本質です。
この公園前の立地で、上手に植栽計画した庭をつくれば、心地よい風が室内に吹き込み、猛暑でも時間帯によってはエアコンをつけずに過ごせるかもしれません。でも、ほとんどの家が土間コンクリートと人工芝だけの庭だったなぁ。もったいない…😢
-----この投稿はここまで-----
私が「環境に配慮した庭」をつくる理由
日本はもちろん、世界中のどこであっても、気候変動による異常気象(猛暑や豪雨など)が猛威をふるい、日々どこかで甚大な災害が起きています。
愛するお子さんやお孫さんに
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あなた達 大人は、なぜ、知っていながら
何もせず、こんな荒れ果てた地球を残したのですか?
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と、問い責められた時
あなたは何と答えますか?
私たち大人は、彼らに何を残すのか?
その問いに対する私の答えが「環境に配慮した庭」です。
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1,小手先の地球温暖化対策ではなく、緑量を増やすことに真正面から取り組みます。
2,地表面を固めて 見える部分だけを飾る「見た目の庭」ではなく、見えない土の中から環境改善し、地下深くから地上部まで水と空気がスムーズに動く庭をつくります。
3,その結果、雑木を使った自然な植栽が健康に育ち、人間にとっても過ごしやすい心地よい空間になり、周囲や地球規模の環境に負担をかけない(例:都市型水害を起こさない、ヒートアイランド現象を抑制する、など)・・・そんな、人にも環境にも優しい庭をつくります。
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異常気象による災害は人災です。
ですから、庭と環境を専門にしてきた私は、自分がつくる庭でその問題に取り組みます。
愛するお子さんやお孫さんに
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あなた達 大人は、なぜ、知っていながら
何もせず、こんな荒れ果てた地球を残したのですか?
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と、問い責められた時
あなたは何と答えますか?
私たち大人は、彼らに何を残すのか?
その問いに対する私の答えが「環境に配慮した庭」です。
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1,小手先の地球温暖化対策ではなく、緑量を増やすことに真正面から取り組みます。
2,地表面を固めて 見える部分だけを飾る「見た目の庭」ではなく、見えない土の中から環境改善し、地下深くから地上部まで水と空気がスムーズに動く庭をつくります。
3,その結果、雑木を使った自然な植栽が健康に育ち、人間にとっても過ごしやすい心地よい空間になり、周囲や地球規模の環境に負担をかけない(例:都市型水害を起こさない、ヒートアイランド現象を抑制する、など)・・・そんな、人にも環境にも優しい庭をつくります。
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異常気象による災害は人災です。
ですから、庭と環境を専門にしてきた私は、自分がつくる庭でその問題に取り組みます。
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