温暖化の報告書に関する分かりやすい資料
こんにちは。国産天然の木材と環境に合った植物で、環境に配慮した庭をつくっています。『家族で環境について話せる庭』 ガーデンハーモニーの箕輪直明です。この報告書の公開時に 国が添付している資料が、箇条書きで とても分かりやすいので、その資料の入手方法や、感じたこと、シェアしたいこと・・等、まとめます。
どんな資料か?
この資料は、IPCC第6次評価報告書のSPM(政策決定者向け要約)を、国民向けに分かりやすくまとめた資料だそうです。(報道資料の問い合わせ窓口にて確認済み)
「家族で温暖化について話してみよう!」
「授業で温暖化について取り上げてみよう!」
「報道で見聞きするより、もう少し詳しく知りたいな!」
そんな場合に役立つと思います。オススメです。
分かりやすい点・特徴
1)実績(●)と予測(○)に分けて箇条書きされていて、分かりやすいです。
2)過去の報告書と比較した表になっているのも特徴です。第5次報告書など今までの報告書が公開された時より、さらに深刻化している現実も突きつけられます。
難しい言葉はすっ飛ばしつつも
「この10年の平均気温は、産業革命前と比べて1.09℃上昇している」という事実を頭に置きながら、各項を読んでいくと、いろいろな気づきがあると思います。
「難しい言葉はすっ飛ばしつつ」とは言っても、少しは検索して調べて下さいね(^^)
4ページ目以降、アルファベットの記号(予測シナリオの記号)が並んで混乱すると思いますので、下表をご参照下さい。(IPCCの報告書は、「対策がしっかり進んだ場合」から「全く対策が進まなかった場合」まで5段階のシナリオに分けて予測します。)
この情報が、皆さんの新たな気づき、活動(行動)につながること、お役に立てることを願っています。
資料の入手方法
前記リンクにうまく進めない場合は、以下の手順でどうぞ。
「環境省」で検索して、環境省のホームページへ
↓
上部メニュー「報道発表一覧」をポチッ
↓
「2021年8月9日発表」を探して、このページを表示
↓
ページ下部にある添付資料の3つ目『IPCC AR6/WG1報告書のSPMにおける主な評価』をポチッ
↓
こういった表で箇条書きになったpdf資料です。
※同時発表(環境省、経済産業省、文部科学省、気象庁)ですので、他の省庁のページでも同様に見ることができます。
せっかく国が公開している資料ですから、役立てないとね!(^^)
緑や自然を扱う人間の希望 · 自信 · 役割
最後に、緑や自然を扱う人達とシェアしたいこと。
この資料を開くと、3ページ目に「炭素とその他の生物地球化学的循環」という項目があります。
元々の報告書が "ゴリゴリの科学" ですし、国が公開している資料ですので、難しい言葉ですが、そこは退かずにガンバって読み進めて下さい!(^^)
その項目に書いてあることをカンタンに表現すると、こういうこと(以下)。
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過去60年、陸地と海洋の光合成生物の活動などにより、人間が排出した二酸化炭素の56%を生態系内に蓄積した。
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「人間が排出した二酸化炭素の多くを、植物や植物プランクトンが生態系内に吸収してますよ」···ということです。
今日の環境問題で、「木を植えよう!森を守ろう!海の森を豊かに!」といった真っ直ぐな活動は、"安直な方法…" と嘲笑されがちです。
でも、上にも書いたように、緑(植物・植物プランクトン)は、人間が排出した二酸化炭素の半分以上を吸収しているんです。
もっと自信をもって良いと思う。
「エコ~~」といったモノによる活動、再生可能エネルギー(再エネ電力)、温室効果ガスのクレジット取引や炭素税などカーボンプライシング・・・どれも大事です。
でも、それらと植物の根本的な違いは、二酸化炭素の「排出をどうするか?」ではなく、二酸化炭素を「吸収する源」であることです。
緑や自然を扱う仲間は、気後れする必要はないですし、もっと自信をもって良い!と思うんです。
そして、時代に合わせて、植物の情緒面の素晴らしさ(なごみ、癒し、自然な雰囲気・・・等)に加えて、「二酸化炭素の吸収、地下水の涵養、地上の空気の動きへの寄与、崖や斜面の崩落を抑制する効果」など機能を、しっかり説明することが求められます。
その機能を最大限に発揮するために、緑の量だけでなく、健康な緑を保つことも大事でしょう。
日々 緑や自然を扱い、緑や自然とと共に過ごす仲間!
その役割は大きいです✨
【補足】
上記抜粋部分の解釈は、厳密さを求めず書いてますが、問い合わせをして「全体像として誤りない」ことを確認しています。
私が「環境に配慮した庭」をつくる理由
日本はもちろん、世界中のどこであっても、気候変動による異常気象(猛暑や豪雨など)が猛威をふるい、日々どこかで甚大な災害が起きています。愛するお子さんやお孫さんに
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あなた達 大人は、なぜ、知っていながら
何もせず、こんな荒れ果てた地球を残したのですか?
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と、問い責められた時
あなたは何と答えますか?
私たち大人は、彼らに何を残すのか?
その問いに対する私の答えが「環境に配慮した庭」です。
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1,小手先の地球温暖化対策ではなく、緑量を増やすことに真正面から取り組みます。
2,地表面を固めて 見える部分だけを飾る「見た目の庭」ではなく、見えない土の中から環境改善し、地下深くから地上部まで水と空気がスムーズに動く庭をつくります。
3,その結果、雑木を使った自然な植栽が健康に育ち、人間にとっても過ごしやすい心地よい空間になり、周囲や地球規模の環境に負担をかけない(例:都市型水害を起こさない、ヒートアイランド現象を抑制する、など)・・・そんな、人にも環境にも優しい庭をつくります。
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異常気象による災害は人災です。
ですから、庭と環境を専門にしてきた私は、自分がつくる庭でその問題に取り組みます。
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